2011年2月9日水曜日

ゲイリー・ムーアの突然死について。

ゲイリー・ムーアが7日、突然死との情報が流れた時、膝から崩れ落ちた。
三沢の時のヘコみ方とは違う。
あの時は「遂に、この日が来てしまったんだ」と思った。
あの闘いっぷりは何時の日か、こんな事故があったりしてと常に考えていたので、速報で知った時には「全てが終わった」と思いつつも、何処かで覚悟はしていた。そして周囲は「なんで三沢なの?」と僕に問い掛けてきたが、今思えば答えは「三沢だから」の一言であろう。

話しを戻して、ゲイリー・ムーアはガキの頃からの僕のスーパーヒーロー。
そして去年、21年振りの日本でのライブ。始まりから終わりまで、声援を挙げる事も無く、只々、あの超絶プレイと雰囲気に呑み込まれ、パリの散歩道のキュイーーーーンの時には骨抜きにされた。あの日のブログは今は自分で見る勇気が無い。
ゲイリー・ムーアが流行した時代、それはロック=ドラッグみたいな定義付けの時代だった。ゲイリーも親友であり、アイルランドの英雄フィル・ライノットをドラッグにより奪われた。そんな中、クリーンに音を探求し続けたゲイリーが、眠ったまま心臓発作でこの世を去った。常に新しい事をしながらも、自分のスタイルを持っていた人間国宝。まだゴールが見えない音へのこだわりを持ったまま。
つづく




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