毎年、この季節になると、僕の第二の父に電話を掛ける。
「もしもし」
「あっ、hiro君?」
いつもの様に、明るく奥さんが電話に出る。
他愛のない話しと、現在の僕の状況を伝える。
いつもならここで「ちょっと待っててね」電話の向こうで「ちょっとー、hiro君から電話」と。
しかし今回は違った。
僕から切り出したのだが
「ゴメンね、もういないんだ。」
サッパリ意味が分からない。
後になって、先月亡くなっていた事を聞かされた。
こんな時、何の言葉も出ない自分を後から恥た。
「お前の結婚式には呼んでくれよ。また一緒に仕事が出来るといいな。」
それが数年前に奥さんの作った焼きそばをつつきながら、ウーロンハイを呑みながら語った最後の晩餐だった。
「常に人と人とのつながりを大切にしろ、物や金なんかその後だ」
これが最後の言葉だったかな。
師匠の舞台の時すれ違ったのが最後の姿だったかな。
電話では喋っていたけど覚えていない。
ゴメンなさい。結婚式にも呼べなかった(予定無し)し、仕事も。
約束守れませんでしたね。
でも、何処かで見ていて下さい。
もうひと暴れすっから!!
hiro
2009年12月4日金曜日
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