2010年11月16日火曜日

一人でお別れ会。そして縁。

昨日は葬儀屋さんが来るまで、
コモルの頭を撫でながら数時間を過ごしました。

寝ている様にしか見えない。だからこうしていられるんだと思う。「お空がイヤな場所だったらすぐに戻るんだよ」と何度も言い聞かせて。
暫くすると、葬儀屋さんが。
コモルに大好きなパンとリンゴとちんげん菜を持たせ。
夕方、コモル帰宅。
骨は気泡だらけのちいさなものでした。
空気が冷たい。こんな小さな身体だったけど、いるのといないのじゃ全然違う。空気の流れる音と雨の音しかしない。

そうだ。コモルを最初にレンタルしてくれたペットショップに挨拶へ行かねば。綺麗にしたコモルのケージにコモルを入れて、お土産のたい焼きを持って。コモルと初めて出会った場所へ行く。「おぉ、お久し振り」「ご無沙汰してます。実はコモルが昨日、月に還りました。」「そっかぁ。ケージは、そのまま?」「はい。コモルが入っていますが」「じゃあさ、何かの縁だよね、2日前に買っていった人がさっき返品に来たんだよ。これ、兄弟が外にいるけど、持って帰りなよ。」

アクエリアスの箱に入って、お尻と顎と頭にガムテープの付いたまま暴れているヤンチャ坊主。


「いやぁ、そんな・・・」
「縁なんだよ、いなくなった日にさぁ、こうやってウチにも戻ってきた。きっとコモルが帰ってきたんだよ。ハイッ、持って帰って。間空けて考えてたって一緒だよ。縁を大切にしな。知らないウチに行くよりも、こっちだって安心なんだよ!」「じゃあ・・・」「いいから、もう何もいらないよ、さっきウサギで鯛(焼き)が釣れたんだから」
いつもそう。こうやってペットロスの気持ちを分かってくれる。間が空けば、その時間だけ何かが生まれる訳ではなく、ただ空白の期間が過ぎるだけ。
生後7ヶ月という、少し大きくなったコをプレゼントしてくれたのだって、何か考えがあってこそ。
家にアクエリアスの箱を持ち帰り、ケージのコモルに「もう戻ってきちゃったの?」と話し掛け、骨を出す。
そして新生コモル・・・ココモルがケージに入る。どうも人の愛情に飢えているみたいで、すぐに足をトンとしたり、飛び付いてくる。

別にコモルの事は忘れない。でも、ココモルが、僕の心の穴を少しずつ埋めてくれているのは事実だ。

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