2010年1月20日水曜日

続きその1~これがアツい~

先程は入場のアツさを語った。

今度は試合。


そう、当時、三沢が全日本を辞める事となり、それに付いていく選手が続出。
これがのちのノアとなる。

この時、全日本プロレスに残されたのは川田利明と渕正信。(正確には太陽ケアや、外国人選手がいたが・・・)

たった2人だけの全日本プロレス。
それが馬場さんや猪木の時代から決して交わる事の無かった新日本プロレスとの対抗戦となる。
負ければ終わり。

凄いリスキーな試合だった。
しかも当時IWGPのチャンピオンである佐々木健介と対戦。
そう、これこそが最強を決定する試合。
看板を賭けた潰し合い。

これ以前、高田延彦率いるUWFインターナショナルが全面対抗戦をして、結果・・・・・・。
自分的には折原がUに上がったあの興行が決定打だったと思うのだが、やはり1勝しか出来なかった(高山だったかな?)U対新日。
UWFは、瞬時に潰れてしまった。

何もここまでする事はない?
いやいや、プロレスファンは、禁断の果実を齧りたい。
パンドラの箱を開けてみたいのだ。

何故?
それは簡単。自分が信じて強いと思ったものにファンはついて行く。
そして、他団体より、アイツより強いと信じる。

バタバタと動き、圧倒的に勝とうとする新日本プロレス。
ドッシリ構え、技を全部受け、それでも立ち上がり反撃する全日本プロレス。

ストロングスタイルと王道スタイル。
よく、短距離と長距離走にも例えられる。

よくこの試合は猪木と馬場、長州と天龍の代理戦争に置き換えられる。
確かに、どちらが強いのか決着を見る事無く猪木は引退、馬場さんは天国へ。
そう、シンクロさせても仕方ない。

ただ違う。看板を背負った上で、更に川田と健介は自分と戦っていたのだ。
絶対ギブアップしない、絶対避けない。この試合こそがプロレスを物語っていると思う。

17日、天国に召された柴田勝久さん(勝頼の父でレフェリー)、あなたにこの試合をもう一度冷静に観て欲しかった。

そして、川田、一体何やってるの、僕みたいなプロヲタを納得させる試合してよ、追悼興行1回コッキシじゃなくて、まだまだ出来るでしょ、天龍だってあの歳でやってるじゃん!!

三沢に何言われてもいいじゃん、大森も旅館で働いているとか、そんなのどうだっていいよ、
ミラノはいいや、取り敢えず川田、三沢を想う気持ちがあるんだったら、何も語らなくていい。

試合で魅せてくれ!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿