2010年8月23日月曜日

誰がそうさせたのか

今、ATPワールドツアーのシンシナティ決勝、フェデラーvsフィッシュを観ています。
テニスって、シーズン長過ぎ。
僕みたいにスポーツは何でも観る人間には酷です。

昨日はノアの10周年興行第三弾もあり、ヘロヘロ。
来週は全日本が両国大会。

最近のスポーツを観ていて思ったのですが、全体的に過激さを増している様な気がする。

みのると船木を全日本のリングでケージに閉じ込め完全決着。ノアも金丸と丸藤の試合は、鉄柵超えのケブラータや、エプロンに打ち付け下に落とすなど受け身の取れない技を多用。

テニスだって、ムラはあるけど、フェデラーの試合って、サービスエースの時は相手が手を全く出せない。
速度も落とす位置も完璧過ぎて恐い。
サッカーも野球もとんでもない選手が続々と出て来て、もう次の年には新しいヒーローが生まれる。

要は観客の目が肥え過ぎたのではないか?

その分、選手への負担が重くなってる気がする。
ゴルフで石川遼やウッズが出れば、誰もが最低条件を優勝とする。

今日のノアだって、杉浦は絶対的なチャンピオン、そして秋山だって、グローバルリーグ準優勝、しかも10年前の秋山の絶対的な強さをオールドファンは期待している。
潮崎も、小橋の血を継ぐ三沢最後の遺伝子となれば、ノア内だけではなく、他団体に向けても「凄い選手」という認識になる。

でも待った。
潮崎って、三沢の事故前はグローバルタッグで目立っただけで、まだ新人の類い。今日の中邑も総合で勝ってしまったり、猪木最後の遺伝子と言われ祭り上げられたヒーロー。
彼らの重圧は本人じゃなくても伝わってくる。結果、重圧に勝った潮崎が勝っただけ。

もっとシンプルでイイじゃん。
これ以上の事を望んで何になる?TVゲームじゃないし、ロボットじゃないんだから。

確かにスーパープレイは観たいよ。でも、これ以上を望めば選手生命どころか、選手の命だって危ない気がする。
MOTO GPでロッシが負った怪我。あれは不幸中の幸いだと思う。第二のセナや三沢を出しては駄目だと思う。





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